パプリカはピーマンと同じように感じますが、実は唐辛子の一種で、ピーマンよも大きく辛みがないのが特徴です。また、粉末にして香辛料や調味料などとして使用することもできます。
そんなパプリカの栄養素や食べ方についてご紹介します。
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パプリカの色によって栄養素が変わる?
まずパプリカとピーマンはよく似ていますが全く違う食材です。
ピーマンの説明になってしまいますがピーマンは本来完熟の状態は赤いのですが、途中の段階で収穫し出荷するため、緑色が主流になっています。しかしパプリカは完熟の状態で出荷するため、赤や黄色など色合いも良く、栄養価も高いことが特徴です。
パプリカには様々な色がありますが、8種類に分けることが出来ます。そしてパプリカはなんと色によって栄養素が変わります。
◎赤色パプリカ
本来パプリカは唐辛子科なのでカプサイシンは含まれているのですが、その中でも赤のパプリカはカプサイシンは多く含まれています。
カプサイシンは新陳代謝を高める効果はもちろん、抗酸化作用を豊富に含んでいますのでコレステロールなどの不要物を体外に排出してくれます。
またピーマンよりビタミンCも多く含まれているため、動脈硬化や脳梗塞、冷え性などを改善する効果もあります。
◎黄色パプリカ
黄色のパプリカは赤色パプリカよりもビタミンCを豊富に含んでいます。美白や美容効果も高いルテインも含まれているため老化の予防効果も高いです。
◎オレンジ色パプリカ
オレンジ色のパプリカはβカロテンを多く含んでいます。強い抗酸化作用を持っているので老化の予防や生活習慣病の予防に効果があります。その他にもビタミンCやビタミンEも含まれていますので、肌が若返るなどの効果もあります。
このように色によって含まれている栄養素が異なることと、他の似ている色の野菜と同じ成分が豊富に含まれていることが分かりました。
パプリカの効能とは?
強い抗酸化作用が含まれているパプリカにはシミのできるメカニズムであるメラニンに作用し、シミの予防に効果があります。そのほかにもパプリカに含まれるビタミンCはメラニンを抑制させるだけではなく、コラーゲンを作り肌にハリを与えます。
そこにプラスして、βカロテンは老化を予防する効果がありますし、カプサイシンには新陳代謝を促し、脂肪を燃焼させるダイエット効果もあります。また、身体を温める効果がありますので、冷え性にも効果的です。
パプリカの中でも【カプソルビン】【カプサンチン】【ククルビタキサンチンA】の3種は、赤色のパプリカにしか含まれていませんが、非常に高い抗酸化作用があります。
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パプリカの効果的な食べ方はこちら
画像引用元:http://macaro-ni.jp/42788
パプリカがいかに栄養価の高い食材なのかは理解できたかと思いますが、調理をする方法により栄養素が破壊されてしまう場合もあります。それでは気になるパプリカの有効的な調理法をご紹介します。
ビタミンPの効果により、パプリカの中に含まれるビタミンCは熱を加えても成分が変わらないので火を加える調理法がオススメです。特に【肉詰め】がおすすめで、加熱調理が出来ることにより たくさん食べることも出来ます。
また、パプリカに含まれるβカロテンは油と一緒に調理をすることにより、体内へとスムーズに吸収されます。サラダ油よりもオリーブオイルを使用すると体内への脂肪の吸収は抑制でき、ダイエット効果もアップします。
パプリカの肉詰めのレシピや作り方
画像引用元:http://nao3328.blog111.fc2.com/blog-entry-496.html
<材料>(4個分)
- パプリカ 4個
- トマトの水煮 2缶
- 芯を取ったニンニク 1かけA
- オリーブオイル 大さじ4~6
- 砂糖 2つまみ
- 塩 小さじ1
- 胡椒 適量
- お好きなハーブ 適量
- 合いびき肉 300g
- 玉ねぎ 1/2
- 卵 1個
- お米 大さじ4B
- 塩 適量
- 胡椒 適量
- ナツメグ 少々
<作り方>
- パプリカを器となる部分と蓋となる部分にカットします。カットする位置はヘタが落ちないように上部の1/4辺りです。
- 器の部分のパプリカのワタを取ります。
- 鍋にトマトの水煮・A・ニンニク・ハーブえお入れ、蓋をし沸騰させ、その後表面が沸々する程度の弱火で煮込みます。
- トマトが柔らかくなってきたらつぶし、さらに煮込みます。
- 合いびき肉にB・玉ねぎ・卵・お米を入れてよく練ります。
- ⑤の肉ダネを優しくパプリカに詰めます。
- パプリカの蓋と器の位置を合わせ、蓋が落ちないように蓋と肉に爪楊枝をさします。
- パプリカが立つように鍋に入れ鍋に蓋をして40分ほど煮込みます。パプリカが立たない場合にはパプリカの底の方を少しカットして平らにします。
- 最後に塩・胡椒で味を整えて完成です。
パプリカピクルスの作り方や食べ方
画像引用元:https://cookpad.com/recipe/4039287
ピクルスは最近常備菜としても大人気ですが、パプリカでもピクルスが出来たらバリエーションも広がり大活躍しますよね。そんなパプリカピクルスの作り方や食べ方をご紹介しましょう。
<材料>
- パプリカ
※ピクルス液と同量で2個が目安ピクルス液の材料 - 砂糖 45g
- 醤油 9g
- 塩 5g
- 鰹節 3g
- 水 100ml
- 酢 100ml
<作り方>
- パプリカを1/4にカットし、中の種とワタを取り除きます。
- パプリカを一口サイズの三角形にカットします。
- カットしたパプリカをお皿に載せて優しくラップをかけて6~700Wの電子レンジで1分加熱します。その後ラップを外しましょう。
- ピクルス液の材料を耐熱容器に入れます。
- ④にラップをかけずそのまま6~700Wの電子レンジで3分加熱します。
- 耐熱容器の中身をよく混ぜます。
- ③の電子レンジで加熱したパプリカを煮沸消毒した保存容器に詰めます。
- 温かいままのピクルス液をパプリカが浸る程度に保存容器に入れます。
- 30分放置しておけば完成です。
<食べ方>
・酢飯
パプリカピクルスはそのまま召し上がってももちろんおいしいのですが、刻んで炊き立てのご飯に混ぜ、刻んだ大場とゴマをふりかけても美味しいです。
・ドレッシング
パプリカピクルスを刻んでピクルス液と一緒にサラダにドレッシングとしてかけます。
・酢豚
ピクルス液に片栗粉・ケチャップを混ぜて唐揚げと一緒に炒めたら完成です。
パプリカは優れた栄養素を豊富に含んだ食材です。調理法もさまざまで料理のバリエーションも広がりますし、パプリカピクルスは常備菜としても重宝します。そんなパプリカを是非ご家庭でも召し上がってください。
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